昨日、日本のエンジェルの草分けという方とお会いした。
当社のパートナーである宇都宮がメールをおくったことで、面談が実現した。
この方は、日本の大手コンピューターメーカ出身でアメリカで半導体子会社の立ち上げをおこない、その後外資系の半導体社長を務める。携わっていた会社のストックオプションで財をなした方である。
年齢は70以上80未満と言う感じだろうか。とにかく話の理解が早い、この方から「ロングテール・モデル」とか「WEB2.0」という言葉が出てきたことが衝撃的であった。
この方は製造業出身であるので、そのような概念はご存知ではないかとはおもっていたが、それはまったくの誤解であった。なにしろ、シリコンバレー出身の方である、それなりに向こうの動きは細かくチェックされているのであろう。感服である。
この方のはすでに10年のエンジェル活動をおこなっており、エンジェルとしての経験値を本にまとめていらっしゃった。その本の中で如何のような言葉を使っている。
「起業家にとってエンジェルは資金源である前に、貴重な経営資源なのです」
経験値は、まさにお金以上の貴重な知識である、それをライブで伝えていただけるということはお金以上に貴重な資源であるということであろう。
この方との会話をして、日本のものづくりに大きな不安を感じていらっしゃるのを感じた。2-3分のお話をして、すぐに同じ想いをいだいている方と一瞬でわかった。
そして、我々が現在感じている日本のものづくりの生き残る道、「マイクロものづくり」の概念も、全く同じ概念がこの方との会話の中ででてきたので、我々が直感的に感じていることは、ほぼ正しのではと自信を持った。
この道を歩もう、そしてもう一度、日本にもう一度モノづくりのたねを蒔き、それを世界で咲かせようと再び決心した。
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