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zenmonoと禅の関係、それを生み出した理由。

zenmonoを今年生み出した理由と、来年の目標を今年最後のブログにしたためたいと思う。 まず、”makes' paltform zenmono”の以下ロゴを以下ご覧頂きたい。  これは「ある人物」が坐禅をしている図である。そして、その「人物」が坐禅中に、肚(丹田)のあたりからあることに気がついた瞬間である。  この、ある人物とは、わたし「三木」である。実はこれは、 zenmono を思いついたその瞬間を表したロゴなのである。わたくしの趣味のひとつは、自宅で毎朝行っている坐禅である。  坐禅中にあることに気がついたこととは、  それは、目に見える「お金」という資源と、目に見えない「共感、支援、感謝」など平等扱い、集める事ができるプラットフォームが必要だということだ。  実は、その数ヶ月前から、すでにあるクラウドファンディングを行っている業界の方々との交流が数多くあり、クラウドファンディングを構築する構想を練っていた。しかし、クラウドファンディングはすでに数多くある上、クラウドファンディング業界の方々と話をしていて感じていたある違和感がわたしを、この業界に参入することにストップをかけていたのだ。  その違和感とは、「お金」という資源さえ集まれば、プロジェクトを達成したい人々の夢は叶えられ、全てはうまくゆくというある思い込みである。それはクラウドファンディング業界関係者からも受けていたし、その方々に自分も影響を受けてしまっていたことへの違和感であった。  本当に、「お金」だけ集まればプロジェクトは全てはうまく行くのだろうか。  我々がそれまでに体験していた、モノづくり業界における「鍵」は、「お金」は重要なファクターであるが、「お金」だけでは完成度の高いモノづくりは実現できないといううことである。 こちらのコラム にも書かれているように、先行している米国において、有名なクラウドファンディングサイトで資金的100%集まったものの、最後まで遂行されているプロジェクトは過半数ということも言われているらしい。また、 こちらのレポート ではindiegogoやkickstarterで過去に成立したハードウェア系プロジェクトがこれだけデフォルトしているというデータなどがレポートされて話題となっている。    我々の経験から、完成度

「マイクロモノづくり」とガンディーの「チャルカ」思想

「マイクロモノづくり」とガンディーの「チャルカ」思想  インド建国の父であるマハトマ・ガンディー(「マハトマ」とは偉大なる魂の意味で愛称)と一緒に写っている糸車のことを「チャルカ」と言います。このチャルカは建国当時、インド国旗の中心のマークとなりました。現在のインド国旗でもその面影が見られます。 チャルカとガンディー( Wikipedia より) 建国当初のインド国旗( Wikipedia より) チャルカが国旗の中心にある。 現在のインド国旗( Wikipedia より)  当時イギリスの植民地にされていたインドは、原料の綿花を耕作し、それを輸出してイギリスから得たお金を、自分たちの輸出した綿花でつくられた布地を再びイギリスから買うことで吐き出すという状況でした。  インド人が自分たちが栽培した綿花なのに、なぜわざわざイギリスから布地を買わなければならないのか・・  ガンディーは国民がイギリスに依存する姿勢を改めるため、イギリスから布地を買うことを止め、自分たちで身につけるものは、すでに納屋にしまって数十年も経た「チャルカ」を納屋から出してきて、昔のように使い自分たちで生産した綿花を、自分たちで紡いで糸にし、それを自分たちの手でカディーという布地にして自ら身につける運動を展開することで、チャルカを独立運動のシンボルにしました。  「マイクロモノづくり」の思想も、中小企業・メイカーズが大企業の下請けとなり、そこに依存する生き方を選択するのではなく、自分がいちばんのユーザーになり、自分が欲しいものを企画・開発・生産をして、自らが販売を行うという、「独立自尊」の精神を持って事業を展開して行くという意味で、全く同じ考え方を持った運動です。  18−19世紀にイギリスから発祥した産業革命により、人々は安価に大量の製品を手に入れることができ、生活の「質」という意味では著しく向上しました。  産業革命により、大規模な生産設備に多数の労働力を集め、生産を行うために、事業家に資本を貸し付け、「利子」という新たな冨を生み出す金融ビジネスも大きく成長しました。産業の発展と、金融ビジネスの発展は車の両輪のように互いに支え合いながら成長していったのです。  正確な需要がつかめないものを、安価に販売するには、大量の材料を一度に
ワクワク・トレジャーハンティングチャートというものを生み出した背景 ワクワクトレジャーハンティングチャートとは「マイクロモノづくり経営革新講座」の中で新規事業創造の過程でうみだされたツールで、これまでに数々の新規事業を生み出してきた、きわめてシンプルでかつ強力なツールです。    人間には、本来「ワクワク」する心備わっています。   これまでの右上がりの経済的成長を前提としたビジネスでは、自分が「ワクワク」することをビジネスとすることはある種のタブーとされてきました。    なぜならば、個別の個人のワクワクを取り組むより、分かりやすいニーズに対して、会社全体としてモノづくりやサービスの構築をしたほうが効率良く、製品が生み出せ、大きな売り上げにつながったからです。   それぞれ個人の感じる「ワクワク」を追求する事は、趣味の領域として、ビジネスとは違ったカテゴリーに追いやられたのです。   しかし、世界の経済の流れは変わりつつあります、特に日本を代表とする先進国においては、「モノ」や「サービス」が満ちあふれています。   これまで、「頭の良い」一部の人間が企画したり、計画した製品やサービスを、組織的に生産し販売する事は、革新的な製品やサービスにつながることが少なくなり、ビジネスの成功にもつながりにくくなってきています。   むしろ、そのような製品開発の仕方は、「会社」という大きな組織の中で、納期や予算にがんじがらめにされた技術者・開発者が非常に強いプレッシャーの下で生み出した製品は、知らず知らずのうちに、「いやいや」のマイナスのオーラーを含んだ製品になってしまったのです。これが、今の日本の製造業が「ワクワク」のオーラーを身にまとったすばらしい製品を生み出せない大きな理由だと考えています。 ワクワクトレジャーハンティングチャートは極めてシンプルかつ強力です。   それぞれの個人が心から「ワクワク」する本当にやりたことを、自社あるいは自分の持っている技術で製品化することによって、ずっと情熱を傾けることができる、持続可能な製品開発をおこなうことができるのです。   それは、「ワクワクトレジャーハンティングチャート」の秘密なのです。 こちらのチャートについてさらに詳しくご覧になりたいかたは こちら をご覧ください。